量子研究のためのレーザー・光製品

 
NKT Photonics社 Koheras HARMONIK は、単一周波数、モードホップフリー、低ノイズな狭線幅ファイバレーザーです。ルビジウム（Rb）、ストロンチウム（Sr）、バリウム（Ba）、イッテルビウム（Yb）の吸収波長を含む300～900nm を高出力に発振します。量子コンピューティング、センシング、計測、通信といった量子アプリケーションに求められる正確な原子遷移を実現する、低い位相ノイズ・強度ノイズ、高OSNR、高光出力、堅牢な単一周波数レーザーです。

 
Single Quantum社の超伝導ナノワイヤ単一光子検出器（SNSPD）は、世界最速＆最高の検出効率を誇るシングルフォトン検出器です。さらに高い時間分解能と低いダークカウントレートを兼ね備えています。広いスペクトル範囲にわたって、効率90%以上、タイミング分解能 15ps未満で単一光子を検出できます。
安全で超高速のデータ転送を実現する量子通信や量子鍵配送（QKD）のための究極の光センサであり、二光子量子干渉やフォトンアンチバンチングなど世界の量子研究における重要なコンポーネントとして活用されています。

 
Sparrow Quantum社は、量子コンピューティング、量子通信、量子センシングなどの分野で世界をリードする単一光子源を提供しています。この単一光子源は、量子情報のキャリアとなるシングルフォトンを決定論的に生成します。
この単一光子源は平面設計の固体量子エミッタチップで、90%を超える高い効率を実現しています。また量子ドットの発光整合性低下の原因となる残留電荷をトラップすることで、ノイズを大きく低減しています。この単一光子源1台で、50個を超える識別不能な光子を生成できる上、チップですので光量子コンピュータにおける大規模な単一光子アレイ化が可能です。

 
PicoQuant社では、時間相関単一光子計数（TCSPC）装置と、蛍光測定・量子相関評価のための多彩な分析ソフトウェアなど、幅広いフォトン計数製品を取り揃えています。
ピコ秒の時間相関測定は単一量子システムの検証に応用できます。また量子暗号キー配送（QKD）における単一光子による乱数シーケンスの開発、量子もつれや量子テレポーテーション研究での単一光子検出など、量子研究分野で非常に高い実績をあげています。

 
NIREOS社の干渉計は、入力光から2つのレプリカを生成し、それら間の時間遅延を制御します。レプリカ間の安定性は約1アト秒です。これにより、比類のない精度と再現性を実現しています。フーリエ変換法をベースとして、入力光のスペクトルを高精度に測定できます。
入力はグレーティングやスリットのない、1cmΦ クリアアパーチャで、高いスループットと感度が得られます。アライメント済みのコンパクトな筐体で、光パスの内外に設置し、すぐに使用できます。
時間/周波数分解蛍光測定、ポンププローブ分光に最適です。TCSPCモジュールとの親和性が高く、種々の蛍光寿命測定でより高い成果が得られます。